BlueOnyx 5210R 手動インストール
ご注意: BlueOnyx の推奨インストール方法は ISO イメージ の使用です。
この手順は、RHEL8 またはそのクローン上に BlueOnyx 5210R をインストールするためのものです。たとえば AlmaLinux 8 や RockyLinux 8 が対象です。
要件:
1.) AlmaLinux、RockyLinux、または CentOS が事前インストールされていること。できれば「OS Builder」または「Minimal Install」のパッケージ選択が望ましいです。
2.) パーティションとファイルシステム: パーティション構成自体は問いません。ただし可能なら /home を独立パーティションにすると便利です。なくても問題ありません。/boot と Swap を除く全パーティションでは XFS(EL8 の既定)を推奨しますが、EXT4 でも構いません。BTRFS も動く可能性はありますが、現時点では未検証です。BlueOnyx は可能であればインストール時にユーザーとグループ向けのディスククォータを有効化します。これは Vsite(Linux グループ)とユーザー(Linux ユーザー)のクォータを正確に報告し、適用するためです。利用中のファイルシステムや仮想化基盤(Incus など)がクォータをサポートしない場合は、代替手段を使います。
2.) 'root' 権限
3.) 動作するネットワーク接続と、事前設定済みのネットワーク設定
4.) SELinux は無効化されている必要があります(/etc/selinux/config の SELINUX=disabled を確認してください)。有効のままでもインストーラーが無効化します。
インストール:
SSH またはコンソールで 'root' としてログインし、まず BlueOnyx 5210R 用 YUM 設定ファイルをインストールします。
yum install http://devel.blueonyx.it/pub/5210R.rpm
続いて、BlueOnyx 5210R と必要な依存パッケージをインストールします。
yum groupinstall blueonyx
必要なパッケージ一式が取得・インストールされます。ベース環境にもよりますが、概ね 800〜1200 RPM 程度になりますので、完了までしばらくかかります。
YUM による RPM インストールが終わったら、必ず 次のコマンドを実行してください。
/usr/sausalito/scripts/initServices.sh
このスクリプト実行後、再起動を求められます。必ず再起動してください。再起動を省略しないでください。
この再起動は重要です。initServices.sh が Grub 設定を従来型ネットワークインターフェース名(ethX)へ合わせて変更し、そのほかにも再起動時に反映される処理を行うためです。GUI ログインに必要な 'admin' ユーザーの作成もその一つです。再起動後はコンソールまたは SSH で再度ログインしてください。すべて正常なら、再起動と最初の CCEd 起動後でもネットワーク設定は失われず、SSH ログインが可能なはずです。
コンソールからログインすると、再起動完了後に次のような画面が表示されます。

ユーザー 'root'、パスワード 'blueonyx' でログインすると、/root/network_settings.sh が自動実行されます。中断せず、案内に従って設定を進めてください。
もし CCEd コンストラクタの初回実行がまだ完了していなければ、次の待機画面が表示されます。

完了するまで待つと、IPv4 ネットワーク設定を行うか尋ねられます。IPv4 を使う場合は Return を押して 'yes' を選択してください。するとサーバーの IPv4 アドレス、ネットマスク、ゲートウェイ、利用する DNS サーバーを設定できます。その後 IPv6 の設定可否も尋ねられます。IPv6 を割り当てない場合は 'no' を選んで Enter を押してください。最後にネットワーク設定の要約が表示され、設定が適用されます。
必要なサービス再起動は自動で行われ、その後の最終画面で BlueOnyx 5210R が使用可能になったことが示されます。GUI の到達方法もそこに表示されます。
補足:
このインストール手順は BlueOnyx 5210R 専用です。5209R の手動インストールも十分整っていましたが、5210R の手動インストールはこれまでで最も洗練されたものになっています。
BlueOnyx 5210R では、有効なサービス周りで旧版との差異が 2 つあります。'NetworkManager' と 'Firewalld' が既定で有効です。'NetworkManager' は必須に近く、RedHat/CentOS 側がこれなしではネットワーク設定をほぼ不可能にしてしまったためです。/sbin/ifup でさえ内部的には 'NetworkManager' へ渡され、'NetworkManager' 管理下のインターフェースしか有効化されません。加えて、セキュリティ向上のため 'Firewalld' も既定有効にしました。BlueOnyx が通常利用するポートはあらかじめ開放されています。もちろん、不要なら Firewalld を無効化することもできますし、それで BlueOnyx 自体に悪影響はありません。
さらに、BlueOnyx 5210R では FTP 実装が旧版とやや異なり、加えて Chrooted Jailkit jail により SCP、真の SFTP、SSH も利用できます。詳細は こちらの記事 を参照してください。Jailkit 統合の前提として導入された、Vsite とユーザーの新しいディレクトリ構成 についても説明されています。
インストール手順について質問や問題があれば、BlueOnyx メーリングリストでご相談ください。