BlueOnyx 5211R 手動インストール

ご注意: BlueOnyx の推奨インストール方法は ISO イメージ の使用です。

この手順は、RHEL9 またはそのクローン上に BlueOnyx 5211R をインストールするためのものです。たとえば AlmaLinux 9 や RockyLinux 9 が対象です。

要件:

1.) AlmaLinux、RockyLinux、または RHEL が事前インストールされていること。できれば「OS Builder」または「Minimal Install」のパッケージ選択が望ましいです。

2.) パーティションとファイルシステム: パーティション構成自体は問いません。ただし可能なら /home を独立パーティションにすると利点があります。なくても問題ありません。/boot と Swap を除く全パーティションでは XFS(EL9 の既定)を推奨しますが、EXT4 でも構いません。BTRFS も動く可能性はありますが、現時点では未検証です。BlueOnyx は可能であればインストール時にユーザーとグループ向けのディスククォータを有効化します。これは Vsite(Linux グループ)とユーザー(Linux ユーザー)のクォータを正確に報告し、適用するためです。利用中のファイルシステムや仮想化基盤(Incus など)がクォータをサポートしない場合は、代替手段を使います。

2.) 'root' 権限

3.) 動作するネットワーク接続と、事前設定済みのネットワーク設定

4.) SELinux は無効化されている必要があります(/etc/selinux/config の SELINUX=disabled を確認してください)。有効のままでもインストーラーが無効化します。

インストール:

SSH またはコンソールで 'root' としてログインし、まず BlueOnyx 5211R 用 YUM 設定ファイルをインストールします。

yum install http://devel.blueonyx.it/pub/5211R.rpm

続いて、BlueOnyx 5211R と必要な依存パッケージをインストールします。

yum groupinstall blueonyx

必要なパッケージ一式が取得・インストールされます。ベース環境にもよりますが、概ね 800〜1200 RPM 程度になりますので、完了までしばらくかかります。

YUM による RPM インストールが終わったら、必ず 次のコマンドを実行してください。

/usr/sausalito/scripts/initServices.sh

このスクリプト実行後、再起動を求められます。必ず再起動してください。再起動を省略しないでください。

この再起動は重要です。initServices.sh が Grub 設定を従来型ネットワークインターフェース名(ethX)へ合わせて変更し、そのほかにも再起動時に反映される処理を行うためです。GUI ログインに必要な 'admin' ユーザーの作成もその一つです。再起動後はコンソールまたは SSH で再度ログインしてください。すべて正常なら、再起動と最初の CCEd 起動後でもネットワーク設定は失われず、SSH ログインが可能なはずです。

コンソールからログインすると、再起動完了後に次のような画面が表示されます。

ユーザー 'root'、パスワード 'blueonyx' でログインすると、/root/network_settings.sh が自動実行されます。中断せず、案内に従って設定を進めてください。

もし CCEd コンストラクタの初回実行がまだ完了していなければ、次の待機画面が表示されます。

完了するまで待つと、IPv4 ネットワーク設定を行うか尋ねられます。IPv4 を使う場合は Return を押して 'yes' を選択してください。するとサーバーの完全修飾ホスト名、IPv4 アドレス、ネットマスク、ゲートウェイ、利用する DNS サーバーを設定できます。その後 IPv6 の設定可否も尋ねられます。IPv6 を割り当てない場合は 'no' を選んで Enter を押してください。最後にネットワーク設定の要約が表示され、設定が適用されます。

必要なサービス再起動は自動で行われ、その後の最終画面で BlueOnyx 5211R が使用可能になったことが示されます。GUI の到達方法もそこに表示されます。

補足:

このインストール手順は BlueOnyx 5211R 専用です。

BlueOnyx 5211R は見た目や基本操作の多くが BlueOnyx 5210R と似ていますが、いくつか違いがあります。

  • DSO ベースの PHP 実装は、Apache の HTTP/2 対応を可能にするため廃止・削除されました。現在サポートされる PHP 実装は PHP-FPM と suPHP のみです。PHP-8.0.20 は OS 提供版です。
  • Net2FTP とその GUI 統合は廃止されました。
  • Mailman は、現時点で EL9 向けに動作する RPM がないため廃止されています。
  • GUI は PHP-8.1 と CodeIgniter 4、キャッシュ付き CCEd(高速化)を採用し、より応答性が高くなっています。
  • AdmServ は PHP-FPM(PHP-8.1)と HTTP/2 を使用します。
  • Firewalld は既定で有効です。
  • NetworkManager(必須)は既定で有効です。
  • /root/network_settings.sh では、新 GUI に必要なためサーバー名の設定が必須になりました。

インストール手順について質問や問題があれば、BlueOnyx メーリングリストでご相談ください。